貨物自動車運送事業法関連6:業務簿(貨物の積載状況の記録ルール)

登場人物は以下の2人です。

  • 運行管理者:出発前に荷物の重さをチェックし、記録を管理する人。
  • ドライバーAさん:荷物をトラックに積んで、これから出発する運転手。

【その中で大切な解説】試験に出る「記録」の条件ストーリー

ドライバーのAさんが、トラックに荷物を積み終わりました。
過積載(重量オーバー)のままトラックを走らせることは絶対に許されません。

そのため、運行管理者は出発前に荷物の重さを確認し、さらに「特定の条件」に当てはまる場合は、その積載状況を必ず日報などに記録として残さなければならないと法律で決まっています。

試験で100%狙われる、絶対に暗記すべきキーワードはこれです。

  • 『車両総重量が8トン以上』または『最大積載量が5トン以上』のトラック
  • このトラックに荷物を積んだときは、以下の3つを『運行記録(運転日報)』に記録しなければならない    【ひ・め・じ】8・5 姫路箱 とでも覚えておけばいい」
    1. 品名(ひんめい):何を積んだか
    2. 重量(じゅうりょう):何トン積んだか
    3. 荷主の名前(氏名又は名称):誰の荷物か

⚠️ 試験に出る超重要ひっかけ!

試験問題では、この「8トン・5トン」という数字を入れ替えて受験生を騙してきます。

  • バツ問題の例:「車両総重量が5トン以上又は最大積載量が3トン以上の自動車に貨物を積載したときは、品名、重量及び荷主の氏名を記録させなければならない」
    • 答えは×(間違い)です。正しくは「総重量8トン以上、最大積載量5トン以上」です。

覚え方のコツは、白バイの「ハ(8)ゴ(5)台」や「ハ(8)コ(5)ブ(運ぶ)」など、「8と5」の数字をセットで暗記することです。これより小さい小ぶりのトラックであれば、この3つの記録(品名・重量・荷主)を書く義務はありません。

そして、この記録が含まれた運転日報は、前回学んだ通り【 1年間 】保存しなければなりません。


【条文翻訳】この法律が本当に伝えたいこと

「車両総重量が8トン以上、または最大積載量が5トン以上の大きなトラックに荷物を載せるときは、過積載を防ぐために、何を(品名)、どれだけ(重量)、誰から預かったのか(荷主名)を必ず日報に記録しなさい。大事故に繋がる過積載の言い逃れを禁止するため、嘘のない証拠を国に1年間残させます」

国は、大型トラックによる過積載の事故を厳しく取り締まりたいと考えています。そのため、一定以上の大きさのトラックに対しては、荷物の詳細と荷主の名前までセットで記録に残すことを義務付けています。


【関係条文】貨物自動車運送事業輸送安全規則 第8条 第1項(業務の記録)より抜粋

第八条 貨物自動車運送事業者は、事業用自動車に係る運転者等の業務について(中略)次に掲げる事項を記録させ、かつ、その記録を一年間保存しなければならない。
 車両総重量が八トン以上又は最大積載量が五トン以上の普通自動車に貨物を積載したときは、次に掲げる事項
イ 貨物の品名
ロ 貨物の重量
ハ 荷主の氏名又は名称