【実物見本】運行管理規定の様式
実際の運送会社で、国土交通省の「運行管理規定(例)」に沿って作られている一般的なテンプレートをベースに、試験に出る重要ポイントをギュッと凝縮した見本を作成しました。
【その中で大切な解説】見本を見ながら覚える「試験必須ルール」
上の見本を見ながら、試験で毎年必ず出題される、言葉の入れ替え引っ掛けパターンをおさらいします。
- 一番下の「制定者」の欄に注目!作るのは『事業者』
- 見本の一番下を見ると分かるとおり、このルールブック自体を「定める(策定する)」のは、会社のトップである『事業者』です。試験問題で「運行管理者は、運行管理規定を定めなければならない」と出たら、主語が違いますので×(間違い)です。
- 第3条に注目!管理者の義務は『遵守(じゅんしゅ=守ること)』
- 雇われている身である運行管理者の義務は、社長が作ってくれたこの規定を「誠実に守って現場を仕切る」ことです。
- 第4条に注目!ドライバーは指示に『従う義務』
- 見本の通り、ドライバーは運行管理者がルールに基づいて出す指示に「絶対に従う」ことが法律(輸送安全規則)でも規定されています。
試験を攻略する裏技ストーリーとして、「ルール(規定)を定めるのは社長(事業者)、そのルールを守る(遵守)のが店長(運行管理者)、店長の指示に従うのがスタッフ(ドライバー)」と、会社組織の上下関係で覚えると、主語の引っ掛け問題に100%騙されなくなります。
【条文翻訳】この法律が本当に伝えたいこと
「運送会社は、ドライバーに無理な運転をさせないための社内ルールブック(運行管理規定)を、社長(事業者)の責任できちんと作りなさい。そして、現場のリーダーである運行管理者は、その作られたルールを勝手に無視してはいけません。必ずルールを厳しく守って(遵守して)、日々の安全管理を行いなさい。これにより、経営トップから現場のドライバーまで、会社が一丸となって道路の安全を守らせます」
国は、会社全体の安全ルールを経営者(事業者)に責任を持って作らせ、現場の管理者にはそれを徹底して守らせることで、会社ぐるみの安全の手抜きを禁止したいと考えています。
【関係条文】貨物自動車運送事業輸送安全規則(運行管理者の職務)等
(事業者の義務・運行管理規定の策定)
事業者は、運行の安全を確保するために必要な事項を盛り込んだ運行管理規定を定めなければならない。(運行管理者の職務等)
第二十条 運行管理者は、運行管理規定を遵守し、誠実にその職務を行わなければならない。
