頼れる息子へタスキを繋ぐ!建設業の社長さんが知っておきたい「事業承継」の2大カギ🔑
いつも現場の指揮やお仕事の獲得、本当にお疲れ様ですっ!
毎日一生懸命に守ってきたこの会社。
「そろそろ、頼もしく育った息子に社長の座を譲ろうかな……」
そんな風に、未来への幸せなバトンタッチを考え始めている社長さんも多いのではないでしょうか?
大好きな息子さんに会社を引き継ぐ「事業承継」は、とっても素敵な人生の節目です。
でも、建設業の社長さんが会社を譲るお話のときには、他のお仕事とは違う、ちょっぴりお堅くて大切なハードルがあるんです。
それが、建設業許可をしっかり守って引き継ぐためのルール。
今回は、その中でも一番の重要ポイントである「経管(けいかん)」と「専技(せんぎ)」について、分かりやすくお届けしますっ!
建設業の許可を守るための2大ヒーロー
建設業の許可を維持するためには、会社の中に「特別な条件をクリアした人」が絶対に必要です。
社長さんを交代しても、その条件が途切れてしまうと、せっかくの許可が消えてしまう危険があるんです。
そうならないために、息子さんが引き継ぐべき2つの超重要ポジションがこちら!
- 経管(けいかん) = 経営業務の管理責任者
- 専技(せんぎ) = 専任技術者
なんだか漢字ばかりで難しそうに見えますが、役割はとってもシンプル。
それぞれがどんなものか、詳しく見ていきましょう!
その1:会社の舵取り名人!「経管」とは?
「経管(経営業務の管理責任者)」は、ひとことで言うと【経営のベテランさん】のことです。
建設業の経営は、他のお仕事に比べて大きなお金が動いたり、長期間の工事があったりと独特ですよね。
そのため、「建設業の経営をしっかりコントロールできる経験がある人」を、会社の役員の中に最低1人は置かなければいけないというルールがあります。
息子さんがこの「経管」になるためには、以下のような経験が必要です。
- 建設業の会社の役員(取締役など)としての経験が5年以上あること
- または、経営者をサポートするような重要なポジションでの経験があること
「よし、明日から息子を社長にしよう!」と思っても、息子さんにこの役員としての経験年数が足りていないと、すぐに経管にはなれません。
だからこそ、何年も前から計画を立てて、まずは息子さんを役員にして経験を積んでもらうという「事前の準備」がとっても大切になるんです。
その2:現場を支える技術のプロ!「専技」とは?
もうひとつの「専技(専任技術者)」は、ひとことで言うと【工事・技術のプロフェッショナル】です。
手抜き工事を防ぎ、安全で確実な工事を行うために、各営業所に「つきっきりでアドバイスや管理ができる専門の技術者」を置かなければいけません。
この「専技」になるためには、息子さんが次のいずれかをクリアしている必要があります。
- 指定された国家資格(1級・2級建築施工管理技士や、建築士など)を持っていること
- 資格がない場合は、引き継ぎたい業種での実務経験が10年以上あること(指定の学科を卒業していれば、3年や5年に短縮されることもあります)
もし今の会社で、社長さん自身が「経管」と「専技」をひとりで兼任して現場を引っ張ってきた場合、社長交代のタイミングは特に要注意!
息子さんがその両方のバトンをきっちり受け取れる状態になっているか、事前の確認が欠かせません。
未来の社長さんへ、最高のスタートを贈るために
建設業の事業承継は、単に「代表者の名前を変えるだけの書類」では終わらないのが難しいところ。
息子さんが「経管」や「専技」の条件を満たしていることを証明するために、過去の確定申告書、契約書、注文書、資格の証明書など、たくさんの古い書類を集めて役所に提出しなければいけません。
「書類が足りなくて、許可が途切れちゃうかも!?」なんていうトラブルは、絶対に避けたいですよね。
大好きな息子さんが、安心して新しい社長生活をスタートできるように、今から少しずつ準備を始めていきませんか?
手続きのスケジュールを立てたり、過去の書類が揃っているかチェックしたり、やることはたくさん。
でも、社長さんがこれまで積み上げてきた会社の歴史を、最高の形で次の世代へ繋ぐために、専門知識でしっかりとサポートいたします。
建設業の複雑なルールや、事業承継にまつわる大切な書類の手続きで迷ったときは、いつでもお声がけくださいね。
行政書士だいち法務事務所がサポートいたします。お気軽にご相談ください。
