⑤車庫の広さは5台分あれば十分ですか?

結論から申し上げますと、「5台分の駐車スペース」があるだけでは不十分な可能性があります。

一般貨物自動車運送事業の許可を得るためには、最低でも5台のトラックを確保する必要がありますが、車庫の広さについては以下の点に注意が必要です。

1. 「5台」はあくまで最低ライン

事業を始めるには最低5台の車両が必要であり、車庫も当然その5台を収容できる広さが求められます。しかし、単に5台が並ぶスペースがあれば良いというわけではなく、各車両のサイズ(長さ、幅)に応じた**「必要な広さ」**が確保されている必要があります。

2. 車両のサイズに基づいた正確な図面が必要

申請時には、使用する車両のサイズに合わせた図面を正確に作成しなければなりません。

  • 車両同士の間隔や、車庫の境界線との間に一定の余裕(クリアランス)が必要です。
  • 図面はExcelなどを用いて、できるだけ正確に作成することが推奨されています。

3. 円滑に出入庫できる広さ

車庫の広さだけでなく、前面道路の幅員も重要です。

  • トラックが円滑に出入庫できる必要があり、前面道路の幅は一般的に5.5m〜6m程度が目安とされています。
  • この道路幅員との兼ね合いで、車庫内での切り返しスペースが必要になる場合もあり、単純な5台分の駐車区画だけでは足りないケースがあります。

4. 営業所との距離制限

車庫の場所自体についても、営業所から直線で10km以内(地域により異なる場合があります)にある必要があり、この範囲内で適切な広さの土地を確保しなければなりません。

まとめると、5台分という「数」だけでなく、**「選定した5台のトラックが、法令で定められた間隔を保ち、安全かつ円滑に出入り・駐車できる具体的な面積」**が確保されているかどうかが判断基準となります。申請書類には、これらを証明する図面や写真が含まれるため、余裕を持った広さを検討することをお勧めします,。